
「予備校生になった人」
「予備校を探している人」
「予備校の寮でオススメを探している人」
この記事はそんな方のために、私の予備校での経験をシェアする記事になります。
結論から言いますと、
私の在籍していた予備校の寮は相当厳しかったです。
厳しかった、、、
(ゆるーい予備校生になりたいなら絶対にオススメしません)
世間では、刑務所とも言われていた寮ですが、
入って見ると厳しいですが、それはそれで楽しんですよね。
それでは私の経験をもとに、
世間の噂は本当なのかということも含めて解説していきます。
九州で絶大な人気を誇る北予備

大学受験をしたことがない人、優秀で予備校に行ったことがない人は
もちろん北予備の存在も知らないと思います。
少しだけ紹介させていただきます。
・九州で絶大な人気を誇る
・とにかく厳しいので有名
・九州地方を軸に展開しており、東京にも校舎をもつ
・講師陣はプロで、キャラが強いが、かなりレベルが高い
・強制される自習時間が長く、高校の延長のイメージ
・北予備といえば寮
簡単にまとめると以上のような感じでしょうか。
九州で絶大な人気を誇る
九州で絶大な人気を誇るということですが、
特に親に人気ですね。厳しい環境に子供を入れれば
勉強すると考えるからでしょう。
とにかく厳しいので有名
寮が厳しいことから、北予備全体のイメージも厳しいとなっていますね。
まぁ、間違いではないですけど、、、
強制される自習時間が長く、高校の延長のイメージ
他の大手予備校と違うのは、強制されることが多いことでしょうか。
授業も自分で選択というよりは、クラスごとにカリキュラムがあります。
午前から国数英を重点的にやり、それが終わると、社会、理科の選択授業でした。
もちろん空きコマなんてありませんよ。
選択授業がない曜日は自習教室にて自習しないといけません。
出席カードを書くので、途中で抜けてサボることもできません。
講師陣はプロで、キャラが強いが、かなりレベルが高い
講師陣は、かなりキャラが強かった印象があります。
ただ、みなさん熱くあったかい人たちでした。
授業の合間や、昼休みに質問に行くと快く対応していただけます。
特に英語は、先生ごとに英作文の添削対応をされていました。
授業とは別の、個別対応で、別途費用がかからないなんて、かなり手厚いですね。
実際に私も、好きな英語の先生がいたので、
彼にいつも英作文を見てもらっていました。
前職が大手貿易関係ということで、その先生の話は特に楽しかったです。
現在の私の英語力、海外旅行が趣味であることなどは、この先生の
影響がかなり強いですね。
北予備の寮のルール

北予備は全寮制ではないですが、県外から来ている人が多いので
かなり寮生が多いです。
知らない人にとってインパクトの強いルールをまとめて見ます。
・門限は6時
・門限を1秒でも過ぎれば退寮
・毎晩4時間の集団自習、土日は午前もあります。
・スマホなどウェアラブル端末、画面のある端末禁止
・就寝時間があり、電気をつけていると寮長が来る
・人の部屋に一歩でも入れば退寮
・毎週部屋点検があるため、不必要なものが見つかれば親に送り返される。
・もちろんスマホが見つかったら退寮
いやいや、まとめている自分でもインパクト強すぎでしょって
なってしまいますね。
かなり過激な寮生活でした。
寮ですが、ひとつの校舎に複数の寮が存在します。
男子寮と女子寮、特別選抜寮とノーマルの寮など色々あります。
私が在籍していたのは、北予備全体の中でも一番厳しいと有名な
T寮でした。
寮はある意味治外法権で、予備校のスタッフよりも寮長寮母の
力がかなり強くなります。
寮ごとに寮長がいるので、それぞれルールの違いや縛りの強さの違いが
ありますが、僕のいた寮はとにかく決められたルールを破ったら
ペナルティがある場所でした。
北予備の寮のルール1:門限は6時
当然といえば当然ですが、6時に間に合わずに数秒遅れた生徒が
本当に退寮になった時は少し驚きましたね。
北予備の寮のルール2:毎晩4時間の集団自習、土日は午前もあります。
全体での自習の自習が強制されているため、
どんなに勉強したくなくても毎日机につくことになります。
勉強の習慣がない人は最初はきついかもしれませんが、
1、2ヶ月もすればなれます。
北予備の寮のルール3:スマホなどウェアラブル端末、画面のある端末禁止
北予備の寮ではウェアラブル端末の携帯は基本的に禁止になります。
例外は認められますが、高校時代のようにスマホをイジって1日が終わるなんてことは
ありえません。
ちなみにipodも禁止で、シャッフルなら大丈夫です。
北予備の寮のルール4:就寝時間がある
私の記憶が正しければ、23:30だったと思います。
生活から受験のコンディションを整えるのが北予備の方針です。
就寝時間を過ぎても電気ををつけていれば、見回りに来た
寮長が、ノックなしで入って来て怒られます。
北予備の寮のルール5:友達の部屋に一歩でも入れば退寮
北予備の寮では友達の部屋に一歩でも入っていることが確認されれば、
即退寮になります。
過激ですね笑
こちらは現行犯のみのペナルティとなりますので実際は、、、
過激で違和感を感じる人もいるかもしれませんが、
このルールも、受験生のプライバシーを守る大切なルールです。
北予備の寮のルール6:毎週、部屋点検がある
部屋が汚れていては、勉強なんてできない。
そんな元に生まれたルールでしょうか。
私の寮では毎週土曜日の夕方に部屋点検がありました。
髪の毛一本でも落ちていれば、再点検でした。
床も毎回ぞうきんで綺麗に掃除していましたね。
ちなみにここで、不必要なものが見つかってしまえば、
親に着払いで送り返すことになります。
ここで男子寮ならではの恥ずかしいものが送り返された友達もいましたね。
北予備のルール7:スマホが見つかれば退寮
ここまで徹底した管理なら簡単にうなずけます。
私が在籍していた1年間で10人弱は見つかって退寮になっていましたね。
自習室に持って行って、災害警報で数人バレた時は
寮長は激怒していましたね。
努力しようとしなくてもさせてくれるこの環境は
受験生にとっては最高な環境ですね。
北予備の寮に在籍して感じたメリット

さんざん過激な体験をシェアして来ましたが、
僕はここに在籍したことを全く後悔していません。
メリット
・とにかく勉強できる
・気の合う友達が本当にできる
・仲間とみんなで高め合って頑張る経験ができる
・頑張っている人が実際に目にできる
・人生に大切だけど、どこでも学べることができないことを学べる
北予備の寮のメリット1:とにかく勉強できる
強制されるため、とにかく勉強できます。
毎日10時間勉強しろって言われたら無理だよ!ってなりますよね。
北予備の寮に在籍していたら、気づいたら10時間を超えているんですよね。
隣で頑張っている人を見れるので、頑張るということに
全く抵抗が無くなります。
勉強が習慣となって、勉強をすることにアレルギーがなくなるんです。
北予備の寮のメリット2:気の合う友達が本当にできる
24時間毎日一緒にいる仲間とは一生の仲間になります。
あの時から数年経ちますが今でもちょくちょく連絡はとります。
私が生活していた寮は100人を超える生徒が生活していました。
名前と顔はすぐに一致しますが、本当に仲良くするのは
同じフロアの仲間たちになります。
北予備の寮のメリット3:人生に大切だけど、どこでも学べることができないことを学べる
毎晩の自習前に、私のいた寮では寮長が激励をしてくれました。
長い時は1時間に及ぶゲキを入れられました。
勉強しろよって思うでしょ?
寮長は私たちのモチベーションをコントロールしてくれているんです。
いろんな経験して来た寮長の熱い思いを、毎晩聞いて、
学ぶことはたくさんありました。
ある意味、信者のようになっていたような気がします。
1年間で結果を残すには、並大抵な努力では達成できません。
1日1日をどうやって生活していくべきなのか、
どういうマインドで生活して聞けば良いのかなど
大学に入って社会人になった後でも価値のある話をいただきました。
予備校のパンフレットだけでは計れない素晴らしいコンテンツが
その寮にはありました。
北予備の寮でのデメリット

メリットがあればデメリットもあります。
過激なスタイルを貫いている以上、向き不向きはあります。
デメリット
・プライベートな時間の確保が難しい
・自分のペースで勉強したい人は厳しい
・スマホがなくて不便
・洗濯が闘い
・風呂が大浴場
北予備の寮でのデメリット1:プライベートな時間の確保が難しい
100人を超える生徒が同じ寮で生活しているので、
当然プライベートな時間は無くなります。
独りで静かに生活するのが好きな人は、少し厳しい環境かもしれませんね。
北予備の寮でのデメリット2:自分のペースで勉強したい人は厳しい
勉強する時間は強制されているため、自分のペースを守って
勉強を進めていくことは厳しくなります。
もともと勉強することに抵抗がなく自分でもできるって人には
この強制力は必要ないかもしれませんね。
ただ、すぐ慣れます。
一緒に頑張れる仲間ができて、寮生活が楽しくなります。
北予備の寮でのデメリット3:スマホがなくて不便
ルールとしてスマホは基本持ち込めないので、
世間のニュースは全くわからなくなります。
そんなことは、大した問題ではないですが、
親と受験の相談をするときに電話ができないことは少し不便でしたね。
公衆電話がロビーに数台あるのでそれをみんなで共用する形になっていますが、
聞かれたくない話ってありますよね。
北予備の寮でのデメリット4:洗濯が闘い
洗濯の問題は特に困りました。100人以上で数個の洗濯機を取り合っていたので、
毎回闘いのようでした。
とは言っても、生活に慣れてくるとこの曜日のこの時間が
穴場ってところがわかってきます。
若干不便ではありましたが勉強に支障があるとは言えませんでしたね。
潔癖症の人にシェアハウスは厳しいのと同じで、
こちらの寮もオススメできません。
北予備の寮でのデメリット5:風呂が大浴場
お風呂が大浴場でみんなで入ることになりますので、
潔癖症の人には厳しいですね。
ただ、寮によってここら辺のシステムは変わってきます。
シャワー完備のワンルームマンションみたいなスタイルの寮もあります。
私も最初は お風呂ぐらいゆっくりさせてよって思ってましたが、
裸の付き合いっていう言葉があるように
心をさらけ出す一つの要素にもなりましたね。
最後に

いろいろ語ってきましたが、今、私を形成している要素として、
ここでの生活の経験はかなりの部分を占めていると思います。
過激な生活で、当時は目の前のことしか見れない、
受験合格しか考えられない状況でした。
大人になって振り返ってみると大切な経験だったなと感じています。
余裕を持って生活できればもっと簡単に受験に挑めたかな
と思うことは多々ありますが、あの当時できるだけのことを
やったと胸を張って言えます。
たくさんの方に成功体験の手助けをしてもらい、
仲間と励まし合い、こんな経験は大人になったらできません。
先が全く見えない不安定な状況の中で、
ストレスが溜まることはありますが、それでもお釣りが返ってくるぐらいの
生活ができました。
ひとつのことに本気で打ち込んだ経験は自分に自信をつけてくれます。
自信が持てるようになったら、何か新しいことに挑戦した時も、
自分ならできると思えるんですよね。
今回は過激な寮の紹介でしたが、
学ぶことがたくさんあったのでシェアさせていただきました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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