

英語を勉強する際に多読が必要かどうか解説していきます。
「英語のスキルをあげるのに多読は必要なの?」
「多読すれば英語力は上がるの?」
今回は英語学習に多読が必要かどうか解説していきます。
結論から言えば、英語学習にむやみな多読は必要ありません。
多読すれば英語力が伸びるのも間違いです。
大学受験で英語をマスターし、海外旅行に頻繁に言っている私が
英語力をあげるために多読が必要でない理由を解説していきます。
今回のはアカデミック寄りの英語についての記事になりますので、
英会話を勉強している人は以下の記事を参考にしてみてください。
英語学習に多読が必要ない理由


英語学習に多読は必要ありません。
その理由を紹介します!
「英語学習に多読が必要ないって本気で言ってるの?」
そう思った方も多いと思います。
英語学習をする上で多読をすることが悪いとは言いませんが、
場合によっては全く意味をなさないことがあるんです。
それを理解していないと、多読しているのに全く英語力が
伸びないと言うことになりかねません。
最短で英語力を上げるために、多読に関しては注意が必要です。
以下に英語学習に多読が必要ない理由をまとめます。
・英文の構造がわかっていない状態で多読する意味はない
・多読をしたからといって、英語初心者が学べることは少ない
・英語初心者が多読をしたところで、全て中途半端に終わってしまう。
以上の流れで英語学習に多読が必要ない理由を解説していきます。
英語学習に多読が必要ない理由1:英文の構造を理解していない状態で多読する意味はない
私が英語学習に多読は必要ないと言える最大の理由がこちらになります。
英文の構造を自分で理解しながら多読できない人が、英文を多読したところで、
何かの理解が深まるわけではありません。
ただ単に、英語を読みまくって、英語を勉強している気分になるだけです。
私も受験時代にとにかく多読を意識した期間がありました。
結果は全く伸びず、初めましての文章が読めるようになった感覚はありませんでした。
英語学習の初心者が多読をすることで得られるのは達成感だけです。
ひとつの文章から得られる情報を自分で抽出できない限り、
多読をしても意味がありません。
その文章の内容を理解できるようになるだけで、
他の文章に活かせる英文の情報を学習できないからです。
英語初心者は多読をする前に、英文構造を1から勉強した方が、
汎用性の高い知識が身につきます。
英語学習に多読が必要ない理由2:多読をしたからといって、英語初心者が学べることは少ない
初心者が英語を多読しても、大切な部分がどこで、
その知識がどういう風に重要か理解できません。
言うなれば、大切な情報を無視してただ和訳しているだけになります。
どの部分が大切かわかる英語力がないと多読しても、
読み流しになるだけなんです。
「英語は多読したらなんとかなる」と思っていた方もいるかもしれません。
実際に、そう言う情報は世の中に出回っています。
断言できます。
なんとかなりません。
ひとつの文章から、使える知識を抽出していく力がないと、
その英文について知るだけで終わってしまいます。
大切な部分に気づけるようになるために、
まずは基礎の部分である英文構造の理解について学びましょう。
英語学習に多読が必要ない理由3:英語初心者が多読をしたところで、全て中途半端に終わってしまう。
以上の理由を理解すれば簡単にわかると思います。
多読したところで、大切な情報が抜き取れていなかったら
全て未完成の状態で終わってしまっているんです。
完成しないまま次の文章、次の文章と進んでいっても
全てが中途半端になります。
読むスピードは多少上がっていくかもしれませんが、
だからと言って、英語ができるようになっているかと言えばそうではありません。
時間に対する効果がかなり少ないんです。
わざわざ、結果が出ない学習をする必要はないですよね。
近道して英語力を上げるためにも、無駄な努力はできるだけなくしましょう。
英語の多読が効果的な場合


とはいえ、英語の多読が効果的になる場合もあるんです。
こちらについても解説します!
「英語の多読は意味ない」ただそれだけお伝えしても、
この記事の有用性がありません。
もう少し深掘りして、どんな時に英語の多読が意味をなすのか解説します。
英語の多読が効果的な場合
・ある程度英語の基礎が出来上がっている場合
大切なので丁寧に解説します。
英語の多読が効果的な場合:英語の基礎が出来上がっている場合
多読をオススメしたいのは、ある程度英語の基礎が固まっている人のみに
限定します。
ひとつの長文を読んで、大切な部分がわかる方だけ多読をしてください。
この状態で多読をすれば、英語力はかなり伸びます。
英文の中で大切なポイントがわかる方なら、
読めば読むほど知識が増えていきます。
英語の先生が、長文読解の授業をする時にある特定の文章を抽出して
解説するイメージを持ってください。
自分で英語の先生がするような作業ができる方は、
すぐに多読に取り掛かりましょう。
多読は意味がない!初心者は何をすればいいの?

まだまだ自分は英文から大切な部分が抜き取れる自信がないと言う方の
勉強方法について解説します。
結論から言うと、一度やった英文を何度も読みましょう。
ここで言う「一度やった」というのは、
学校や塾で先生が授業中に大切なポイントを抽出してくれた文章のことです。
先生が大切なポイントを抽出してくれているので、
自分で抽出する必要がありません。
また、授業で扱われたポイントは、ほとんどの場合、
汎用性が高く他の英文でも使える知識になります。
同じ英文を何度も読んで、復習しましょう。
復習することで、その知識が定着し自分のものとなります。
英語の多読についてのまとめ


間違った方法で勉強しているといつまでも結果は出てきません!
気をつけましょう。
英語の多読は必ずしも必要がないということについて解説した記事でした。
私が英語初心者の時は、何からやれば良いのかわからず
とにかくたくさん英文を多読していました。
今ではわかりますが、当時は何が何だかわからないような状態だったので、
結局英語力のアップにがつながりませんでした。
間違った勉強をすると、学習の成果は驚くほど出ません。
これは英語学習についても同じで、
多読するべきではない人が、多読を重ねても大した結果は望めないんです。
英語初心者の方には、まずは先生の言ったこと、長文読解の参考書に載っている
知識を学ぶことをオススメします。
多読はそれからでも全く問題はありません。
これから英語を始める方は少し気をつけてみてください。