
「ひとり旅をしたい」
「学生の間に、いろんな経験をしておきたい」
「嘆きの壁って実際、どんなところなの?」
そういう方に向けて、今回は学生の私が、
イスラエルの嘆きの壁をひとり旅して感じたことを
シェアしていきます。
結論から言いますと、かなりオススメです。
内容については、後々書いていきますが、
治安、差別など海外旅行でよくあるトラブルは
一切ありませんでした。
イスラエルという国は多様な民族で構成されており、
場所によって、ルーツの文化を色濃く残しています。
日本では感じることができない経験を、
このイスラエルでは体験することができます。
イスラエルについての記事はすでに記事があります。
【海外旅行】イスラエルの死海にいった話
イスラエル】ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地、エルサレムでの体験

【嘆きの壁】の情報

エルサレムに位置する「嘆きの壁」
私の体験談をシェアする前に少しだけ情報をまとめておきます。
- 中東イスラエルのエルサレムに位置する
- ユダヤ教の人にとって最も神聖な場所の一つ
- 紀元前20年にへデロ大王によって作られた
- 全長約500m、幅約60m、高さ約20m
- 積み上げられた石は地上28段+地下17段で計45段
簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。
嘆きの壁は地下13m、地上約20mで構成されており、
あまり知られていないですが、地下を観光することもできます。
壁の入り口は、男性用女性用に分かれており、
男性と女性が混ざって入ることはできません、
全長500mの壁に仕切りがあり、男女で分けられています。

真ん中に仕切りがあるのが見えますね。
右が女性で左が男性になります。
男性エリアの方には、男性だけが入れる小さな部屋があります。
中には、巨大な聖書や、それを唱えている人がたくさんあります。

壁の左奥に入るところがあるのがわかると思います。

【本題】嘆きの壁での体験談

信心深いユダヤ教の人にとっては、聖地になりますが
観光客もたくさんいます。
イスラエルといえば、嘆きの壁は絶対に押さえておきたい場所ですよね。
ここでは宗教という文化を感じることができました。

特に信心深い人は、この写真のような正装をしています。
夏の暑い時期でしたが、コートにハットと厚着をしていました。
襟足を伸ばしてみなさん三つ編みをしています。

ユダヤ教でも、もう少しライトな層は、「キパ」という物を
頭にのせています。
私が、壁に入るときに、スタッフの人が
「これをつけていきなさい」とご好意でキパを貸していただきました。
大きなバックパックを背負った私は、誰がどう見ても、
ユダヤ教ではなく観光者ですが、
優しいですね。

また、この写真みたいな感じで、黒いロープで腕をぐるぐる巻きに
縛っている人も見られました。
後々調べてみると、トゥフェリンというらしいですが、
ユダヤ教の聖書の中のルールのひとつらしいです。
知らないことがたくさんありますね。
また、イスラエルといえば周辺国と色々もめているイメージがあります。
実際に兵役もあり、防衛の意識はかなり強いです。
ここ嘆きの壁の中にもたくさんの軍隊の人たちがいます。

かっこいいですが、あんな大きい機関銃を持って近くを
歩かれたら、悪いことをしていなくても
怖いですね。
現地の人に聞いてみると、壁をまもっているチームは
一番人気で、一番かっこよくエリートとされるそうです。
宗教は、戦争の理由にもなることは世界の歴史を見ればわかります。
エルサレムでは、宗教が混在しており、少なからず緊張感はあります。
嘆きの壁を守るということは、国を守るということに直結しているんです。
先ほど壁の地下も観光できると書きましたが、
実際私も行ってきました。

行って見ないとその壮大さは伝わりませんが、
壁に行くなら必ず地下も忘れず観光して欲しいですね。
嘆きの壁は、戦争によって、何度か壊されています。
今でも本物の壁が残っているのは地下だけになります。
大昔にこんな壮大なものが作られたと考えると、
昔の先人たちは本当に素晴らしいなと感じます。
紀元前20年というと、日本ではだいたい弥生時代に分類されます。
竪穴式の住居に住み、弥生式土器を作っていた日本の歴史と比べても、
かなり進んだ文化がすでに存在していたことがわかります。
現在ではIT大国で知られるイスラエルですが、
大昔においても、技術の発展はめざましいものがありました。
世界の長者番付上位8位にいる人の半数はユダヤ教と言われていますが、
昔から世界を引っ張っていたのユダヤ人だったのかもしれませんね。

長者番付でいつも上位にいるマイクロソフトのビルゲイツも
ユダヤ教という話があります。

facebookのマークザッカーバーグもユダヤ教と言われています。
こう見てみると、今でも世界の偉人たちの中にはユダヤ教信者が
多いんですね。

最後に

イスラエルの嘆きの壁についてつらつらと語ってきました。
海外旅行の旅行先のリストになかなか入ってこないイスラエルですが、
行った人と話すと、誰もが良かったと言います。
コアな海外旅行が好きな人向けで、一見玄人向きな感じもしますが、
全く関係ありません。
無神教であろうと、キリスト教であろうと、
イスラエルにはそれぞれ楽しむ方法があります。
実際、私もイスラエルに行って世界観が変わりました。
多様な民族、多様な宗教が混ざっているこの国には、
それぞれがアイデンティティを大切に生きていました。
日本の右に倣えの風習になんとなく違和感を持ったのも
イスラエルという国を見たからかもしれません。
人それぞれ個性がありますが、それを押し殺すことが、
優等生とは私は思いません。
世界にはいろんな場所があって、いろんな人がいます。
これが正しい、間違っているではなくて、
それぞれ多様性溢れる、世界で生きているんです。
自分を見直す良い機会となったイスラエルは、
私が大好きな国のひとつです。

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